『漫どころ劇場』エピソード8

「ご漫悦な日常」編
〜その1〜

小学校の社会科見学ではよく工場とかに行くことがあったと思うんですけど、漫画家の仕事現場を見に行くというのは…無いんじゃないかな？と思うんですけどね。そんなところからこの新シリーズはスタートします。

新人担当編集、ついに漫所先生と初対面。どんな人なんだろうと緊張と期待と希望をいっぱいに膨らませた新人担当を待ち構えいたものは…。漫所先生と漫所宅の普段の日常といえば、やはり…!

期待を膨らませすぎたがために漫所先生に幻滅した新人担当さんでしたが、会社のデスクにて前任担当の人から引き継ぎ…というかアドバイス。まぁ、まだ始まったばかりだからそんなに気を張りなさんなという事ですかね。

とりあえず担当編集として、漫所先生の仕事現場の拝見。一体どんなふうに作品を執筆しているのか…。いつ描くの?アシスタントは?ってゆーかさっきから全然仕事進んでないじゃない!と、イライラする現場でありました。

ついにこの時が来てしまいました…漫画家・漫所良治先生宅の社会科見学!子供達をあんな教育上不適切な空間に立ち入らせるわけにはいかないと慌てる教子氏…そうそう、この担当さんの名前、「教子(きょうこ)」ですんで。

やっぱりだ!漫所家に上がった子供達を待ち構えていたモノはやっぱり大量のマル秘資料群であった!当然のように非難轟々、軽蔑の扱いを受ける漫所先生ですが、悟りかはたまた開き直りか、一つの格言が飛び出します…。

慌てて走り続けた教子担当ですが時すでに遅し、子供達は漫所宅に汚されて帰路に着くところでありました…が、漫所先生が本当に悪い人なのか、となると…実はそんなに悪評でもないご様子…ですかね?

こんなダメな男なのに…何でみんな悪い人じゃないと言い切れるの!?どうにも腑に落ちない教子担当は事もあろうか漫所宅に寄宿するという手段に出たわけですが…逆にいいのかそれ?そんな微妙な生活の始まりです。

漫所宅で就寝に就く教子担当…夜の漫画家の家にはごくまれに、とある来訪者がひょっこりと姿を表すことがあるのですが…そんな来訪者と教子担当が遭遇します。漫所先生はつゆ知らず…。

次の日の朝、教子担当から漫所先生にペンをプレゼント。急な やさしさ(?)に思わず引いてしまう漫所先生ですが、実はこのペンは昨晩 妖精さんから受け取ったもの、これを使って とある策を立ててる教子担当でありました。

願い事を叶えるというペンを使って漫所先生更生作戦を目論む教子担当。早速、半ば強引な持っていき方でボランティアを題材とした漫画を描けと提案するのですが、そうすんなりハイそうですかといくわきゃないって事で…。

「えちがや のぞみ」と読みます。前回から何故か漫所宅の前にやって来た、あの女の子の事です。何をしに、何のために、何をしたくてわざわざこんなダメおっさんの所にまた来たのか…謎が謎を呼ぶ存在です…。

ただ漫画を描くところ(描いてないが)を見ただけで終わった望ちゃんの訪問。何なの?何しに来たの?というか、あのコ、どーいうコなの!?ということで、望ちゃんの普段の学校での様子をのぞいてみます。

望ちゃんがいつも持ち歩いているメモ帳。実は漫所宅に忘れていってしまってたわけで…しかもそれを漫所先生に見られてしまってたわけで…さらにそれが原稿化されちゃってたりして…そりゃ望ちゃん、焦りますわ。

自分だけで書いてる小説とか、見られたらとってもハズカしいですよね。しかし、それこそが創作の真髄、ハズカしいということは自分の思いのままを書き写している確たる証でもあるのです。そんな漫所先生の演説。

ひょんな事から漫画の原作をやるとともに、漫所先生から裸をさらけ出すアドバイスを受けた望ちゃん。その後、何か変わった影響は出てないだろうか…?創造のリミッターが外れて妄想がエスカレートする瞬間とはまさにこの事。

悦ヶ谷さん妄想エスカレート事件を経て、それを見た一人のクラスメートが彼女の魅力に翻弄されてしまいました…彼女に淡い恋心を抱くこの男子生徒なんですが…残念ながら何かうずぁいんですよね。

うずぁ男こと渦井明男くん、彼は悦ヶ谷さんが好き過ぎるあまり、度々「見守り」という名のストーキング行為に走っていたわけでありました。そしてついに、漫所宅に上陸!さぁ、どんなうずぁい反応を示すか、うずぁ男くん…。

学校では、おとなしい印象のある悦ヶ谷さん。しかし、創作のこととなると、いつもとは違う一面が…!そんなはっちゃけた彼女を漫所宅で改めて確認したうずぁ男くんは、だんだん想いが興奮してきてしまうのでありました。

自分の好きな女の子が、他の人と仲良くやりとりしている姿を見ると…なんか羨ましいっつーか、ジェラシーを感じるっつーか。そんな想いを爆発させたうずぁ男くんが、漫所先生に敵対意識を燃やし始める！

本エピソードの最初のほうに出てた、ちょい役と思われていた漫所先生の前担当編集者の来訪が、これからの展開のきっかけになっていきます。まぁ、来訪の理由自体はすんごいしょーもないんですけども。

お祭りって、一人よりはやっぱり誰かと行くのがセオリーな楽しみ方かと思います。したがって、行くと同意してくれる仲間が必要なわけですが、世の中には祭りが好きな人もいれば、そうでない人もいるわけで…。

物語の妄想中は、もう周りが見えなくなってしまう悦ヶ谷さん。先日、お祭りの話があった影響か、頭の中がそのことばかりになってしまい、しまいにはよだれが垂れ流しのお祭り状態になってしまうのでありました。

客観的に見返すと
物理的に
おかしすぎると
自分でも思ったね。
あの量はないよね。

結局、悦ヶ谷さんが行きたいってことで、本間編集も誘ってお祭りに行くことにした漫所先生。…ちょっと待ってよ、みんな…行くの…？行かないって…言ったよね…?と、もう一人行きたいそぶりを、むしろ一番行きたがってる人が…。

漫所先生、教子担当、本間担当、そして悦ヶ谷さんの4人でついにやってきた夏祭り!しかし、ただ単に祭りっていうよりは、何かイベントが発生したほうが楽しいもので…そういうのを漫所先生はイメージしているようですが…。

なんと、同じ夏祭りに“うずぁ男”こと渦井明男氏も来ていたとは…しかも独り!自分でわかってるんですよ、コレ結構痛いってことは…でも…行きたいのは行きたかったわけで、そこつかれると…まぁー逆ギレになるかなぁ…。

相変わらず
コイツが出ると
いちいち演出とかも
描くのうずぁいん
だよね。

うずぁ男くんのうずぁい勢いで何故か勝負をすることになった漫所先生、最初の種目は輪投げでございます。うずぁ男くんから仕掛けてきたことですが、果たして彼の実力や如何に…!?

自分から挑んできた割には、もはや下手な域を超えているうずぁ男くんに、もはや輪投げの投げ方じゃない漫所先生、もはや輪投げになっておらず、もうグダグダ状態ですね、この勝負。

漫所先生もうずぁ男くんもヘタクソすぎてラチがあかないってことで、女性陣と組ませてチーム戦でやることに。この女子二人が、こーゆーゲームに関してスゴい実力をもっていたりするのであります。

男の子ってやつぁ、やっぱり女の子の前ではカッコいい所を見せたいモンなんだ、そういうモノなのだ。そんなわけで輪投げで納得のいかなかったうずぁ男くんは、今度は射的でリベンジを図る!

本当はここでビシッとカッコいいところを見せつけたかったうずぁ男くんなんですが、逆に望ちゃんや漫所先生にもそれなりの成果を見せつけられてしまって…正直、カッコよくキまるかどうか…プレッシャーが襲い掛かる!!

完全に緊張しまくりのうずぁくんを手助けしてあげるべく、望ちゃん、自ら体を張って(?)のフォーム矯正、これぞまさしくチーム合体!ということで…果たしてこの二人は何か獲ることができるのでしょーか?

子供チームの合体?プレイに魅せられた漫所先生、これに対抗すべく、大人チームも当然、大モノを狙うわけでありまして。果たして大人チーム・教子さんの一発や如何に!?…ということで遂に対決の決着です。